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■ 慶弔のエチケット 1
婚礼のエチケット
招待状を受け取ったら
できるだけ早く出欠の返事をする。出欠に関わらず余白にひと言お祝いの言葉を添える。
欠席の場合は失礼にならないよう理由を書き添え、残念な気持ちを伝えるようにする(披露宴会場に祝電を届けるとよい)。
※弔事と重なったときは基本的に弔事を優先。ただしその場合、理由は曖昧に表現すること。
〈返信ハガキの書き方〉
「御」と「御芳」を二本線で消し、「出席」か「欠席」のどちらかに○をつける。
式場
1.服装
男性は、黒か濃紺のダークスーツ、ワイシャツは白、ネクタイは祝事用の白か銀、靴と靴下は黒。女性は、白一色の装いは避ける。小物で華やかさを演出するのもよい。素足やノーメイクは失礼に当たる。
2.到着
会場到着は15分前を目安にする。受付で祝儀袋を渡し、芳名帳に記帳したあと、新郎新婦・両親にお祝いの言葉を述べる。
3.着席
着席するときは、椅子の左側から。バッグは背中と椅子の間、またはひざの上に置く。
弔事のエチケット
不幸の知らせを受けたら
通夜や告別式に出席できない場合は、早めに喪主宛に弔電を打つ。供物や供花を贈る場合は通夜または葬儀の前日までに届くようにする。地域や宗教によって習慣が違うので注意すること。通夜は本来身内で行う儀式だが、知らせを受けたら出席するのが礼儀である。また特に親しい間柄というのでなければ、通夜か葬儀のどちらかに出席すればよい。両方出席する場合は通夜のときに香典を出す。
通夜
1.服装
会社から直接通夜に向かう場合は、平服でも許される。男性は黒ネクタイ、黒靴下。女性は普段の通勤服で構わないが、派手な色の服装は避け、アクセサリーははずす。
2.通夜ぶるまい
通夜ぶるまいというのは、故人への供養のためと、弔問客へのお礼、お清めの意味がある。すすめられたら辞退せず、一口でも箸をつけるのが礼儀。ただし長居しないこと。
葬儀・告別式
1.服装
一般会葬者として参列する場合は正式な喪服でなくてもよい。男性はブラックスーツかダークスーツ。ネクタイや靴は黒。女性は黒や紺の地味なワンピースかスーツに黒ストッキングを着用する。結婚指輪と真珠以外の華美なアクセサリーは不可。靴やバッグも、エナメルなどの光る素材は避ける。
2.受付
通夜に出ていないときは、告別式の受付で香典を出す。代理で出席するときは、その旨を受付に伝え、丁寧にお詫びの言葉を述べる。記帳は代理人の名前ではなく依頼者の名前・住所を書き、左下に『代理』と書き添えておく。読経中に席につくのはマナー違反。必ず定刻前に到着すること。
3.作法
[1 抹香焼香]
- 遺族・僧侶に一礼して焼香台に進み、遺影に軽く一礼する
- 香を親指・人差し指・中指でつまみ、目の高さまで上げる
- そのまま香炉の上に持っていき、静かに落とす
- 合掌し、僧侶・遺族に一礼して下がる
[2 線香焼香]
- 遺族・僧侶に一礼して焼香台に進み、遺影にも一礼する
- 手を合わせて線香を1本取り、灯明に近づけて火をつける
- 左手で軽くはらい、炎を消す
- 他の線香につかないように間隔をあけて立てる
- 合掌し、僧侶・遺族に一礼して下がる
[3 献花]
- 花を両手で胸の高さに持ち、献花台に進んで一礼する
- 献花台の前で一度茎を自分側に向ける
- 時計回りに180度回転させ、茎を祭壇側に向けて台に供える
- 一礼し、最後に司祭と遺族にも一礼する
[4 玉串奉奠]
- 神官から玉串を受け取り、右手は枝元を上から、左手は葉先側を下から支えて持ち、神前に進んで目礼する
- 台に進み、枝元を自分に向け目の高さまで捧げて一礼する
- 玉串を時計回りに180度回転させ、左手は枝元を、右手は葉先を下から受けるように持つ
- 枝元を神前に向け、両手で玉串案に供えて2、3歩下がり、2回礼をする
- 音を立てずにしのび手で2回手を打つ。再度礼をし、神官・遺族にも一礼する
出棺・火葬
出棺までは見送るのがエチケット。火葬場には近親者のみ同行する。出棺までは式場近くで静かに待つ。寒い場合はコートを着用していても構わないが、出棺時には必ず脱ぐこと。