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■ 地震の対策
地震発生時
1.まずドアや扉を開けて避難口を確保する。
火を使っている場合はすぐに消火すること(ただし大揺れになっている場合はかえって危険なので無理に消そうとしない)。その後すぐにテーブルや机の下に入って落下物から身を守る。入るテーブルや机がない場合は、頭を守り、家具からできるだけ離れることが大切。
2.揺れがおさまったらすぐに靴を履く。
ガラスの破片で足の裏を怪我してしまうと、避難に支障をきたす。
3.水を確保する。
風呂、バケツ、シンク、桶などに出来る限り水を貯める。トイレ用に重宝する。
4.親族に簡潔に無事を連絡する。
地震発生後30分ほどなら電話もつながることが多い。なるべく公衆電話を利用すること。携帯電話はつながらなくても携帯電話のメールはつながることもある。
大地震のときは「災害用伝言ダイヤル(171)」を利用するとよい。
5.家を離れるときはブレーカーを落とす。
電気復旧した際に破損した電気コードなどから出火したり、ガス漏れなどに引火したりして、火災が発生することがある。
※揺れているときに外に飛び出すのは基本的に厳禁だが、築年数の古い木造住宅は倒壊の恐れがあるので、揺れを感じたときはできるだけ早く外に避難した方が良い。外に出られない場合はできるだけ柱など建物の骨格となる部分の側に避難すること(万が一倒壊しても柱の側なら比較的安全である)。
こんな場所にいたら……
1.エレベーターの中
地震感知装置のついているものなら自動的に最寄りの階に止まるので、止まったらすぐ避難する。感知装置のないものの場合は、まず全ての階数のボタンを押し、ドアが開いたらすぐ下りて避難する。
必ず階段を使うこと。
2.駅、ホーム
バッグや上着などで頭を保護し、一番近い柱に身を寄せる。
高圧電流の流れる架線が切れて垂れさがることも予想されるので注意する。
3.電車、バスの中
立っている場合は、吊り皮や手すりにしっかりつかまり、急ブレーキや脱線に備える。座っている場合は、頭をひざにつけて網棚からの落下物に注意する。その後、乗務員の指示に従うこと。
4.海岸
津波対策のため、とにかく高台へ逃げる。
5.自動車の中
安全に停止し、道路の左側に止めてエンジンを切る。サイドブレーキは必ず引く(余震対策)。
カーラジオで情報を聞き、防災関係機関の指示に従う。道路の渋滞を招くため、自動車では絶対に避難しない。自動車を離れるときはドアロックをはずし、キーをつけたままにしておく。
避難後
ラジオなどで正しい情報を得る。噂・憶測に気をつけること。
電話がつながらなくなった場合の安否確認はNTTグループ各社が提供している「災害用伝言ダイヤル(番号:171)」を利用するとよい(このサービスは災害が起きたときのみ利用可能。
詳しい使い方は「生活に役立つ電話番号・HP」の章参照)。
避難時の持ち物
震災に遭った人の意見には、「水と懐中電灯さえあれば十分」という人もいる。この二つはそれだけ大事である。
視力の悪い人は、眼鏡が必要。コンタクトレンズは水不足でケアできない。
ポケットラジオも情報源として使える。
長い間入浴できないことを考え、髪型を隠すための帽子も重宝する。
日頃の持ち物
万一生き埋めになったときに、音を出すことで自分の存在を示し、発見してもらえることがあるので、音の出るものを持ち歩くとよい。高カロリーが手軽に取れるチョコレートやキャラメルなどは非常食に向いている。