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■ 慶弔のエチケット 2
慶弔の金封のエチケット
祝儀・不祝儀の金額・水引・文字色・包み方・ふくさ
祝儀(婚礼祝い) | 不祝儀(香典) | |
金額 | 割り切れる偶数を避け、奇数を用いる。そのためお祝い金も一、三、五万円という金額が多い。新たな門出を祝う意味で紙幣は新札が望ましい。 | 偶数金額や四、九といった数字は避ける。事前に用意していたと誤解されてしまうため新札を入れるのも避ける。新札しかない場合は、折り目を入れておく。 |
水引 | 色は紅白・金銀・金赤。 結び切りかあわび結び。表書きは「寿」または「御祝」。 |
色は黒白・銀白・双銀・双白。 結び切りかあわび結び。表書きは「御霊前」他。 ※御霊前なら宗教・宗派を問わない |
文字色 | 濃い墨で書く。 | 薄い墨で書く。 |
包み方 | 上包みは下半分が上半分の上に重なるようにする。 | 上包みは上半分が下半分の上に重なるようにする。 |
ふくさ | 明るい色のものを使用。ふくさの中央に袋を置き、左→上→下→右と折る。 | 暗い色のものを使用。ふくさの中央に袋を置き、右→下→上→左と折る。 |
※「蝶結び」の水引は、「繰り返す」という意味があるので何度あっても嬉しい慶事で使用する(婚礼祝いでは使用しないこと)。
中袋について
封入金額は中袋に記入する。漢数字(旧字)を使用するのが正式なマナー。慶事の場合は表面中央に、弔事の場合は裏面右側に金額を記入する。住所と氏名は慶弔共に裏面左側に記入する。
一 | 二 | 三 | 四 | 五 | 六 | 七 | 八 | 九 | 十 | 百 | 千 | 万 | 円 |
壱 | 弐 | 参 | 四 | 伍 | 六 | 七 | 八 | 九 | 拾 | 佰 | 阡 | 萬 | 圓 |
例)10万円→壱拾萬圓/3万円→参萬圓
〈中袋の書き方〉
[慶事] [弔事]
表書き
表書きの用語 | 適用例 |
御祝 | 結婚・結婚記念日・出産・新築・開業・開店・入学・卒業・受賞・当選・栄転など |
寿 | 結婚・結婚記念日・出産・賀寿などと、そのお返し |
内祝 | 慶事一般・出産・快気祝い・新築など身内のお祝いや、お祝い返し |
御霊前・御仏前 御香典・御香料 |
仏式の葬儀・告別式・法要の香典 |
御霊前・御神前 御玉串料・御榊料 |
神式の葬儀・告別式・霊祭 |
御霊前・御花料 御花輪料 |
キリスト教式の葬式・追悼会・記念式 |
御ミサ料 | カトリックの場合の葬儀 |
志・忌明 | 香典返し(仏式・神式の場合) |
御布施 | 葬儀や法事でお寺や僧侶にお礼として出すもの |
謝礼・薄謝・寸志 | 一般のお礼(寸志は目下の人への謝礼) |
御見舞・祈御全快 | 病気・けが・入院のお見舞い |
御見舞 | 災害や火災などのお見舞い |
記念品・記念品料 御餞別 |
転勤や送別会のとき |
粗品 | 他家訪問のときの手みやげ・景品 |
御奉納・御祝儀 | 地域の祭礼の寄付・心付け・チップ |
陣中御見舞 | 選挙中に選挙事務所にお酒などを送るとき |
表書きの名前
- 水引の下の中央部に名前をフルネームで記入。
- 連名の場合は右側から左へ地位・年齢の高い順に記入。
- 贈る相手の名前を記入する場合は左側上部に記入。
- 会社などの団体名を書き入れる場合は名前の右側に名前より小さめの字で書き添える。
1. 2. 3. 4.