新入社員お悩み相談所 酒席・宴席編2
酒席・宴席編2
「無礼講」って本当に本当に「無礼講」なの…?
「無礼講」、意味は「身分・地位の上下などを考えないで行う宴会。堅苦しい礼儀を抜きにして行う酒盛り」となっています。
上司が宴会の冒頭に「今日は無礼講ですから、大いに楽しみましょう!」なんて言っているのを聞いたことがある人もいるのではないでしょうか。
そうそう。無礼講なら何してもいいってことでしょ? や~っぱ飲み会は楽しくいかなきゃー!!
そうですね。
それで部長課長に「ハゲおやじ」「スケベおやじ」と言っても、無礼講だから許してくれますよ。
……なんて思っていたら、それは大間違いです。
ええっ! うそっ!! それじゃ無礼講っていいませんよ!!
そう、「今日は無礼講だから」なんて、一種の慣用句のようなもので、決して本心からの言葉ではありません。
それなのに無礼講を真に受けてあまり失礼なことを言うと、あとが怖いですよ~?。
上司も無礼講と言ってしまった手前、その場では「この野郎!」と言えず、あとになって陰湿に人事異動などをされる、といったケースは皆無とは言えません。
そ、そんな…! じゃあ「無礼講」と言われても、おとなしく飲んでなくちゃいけないってことですか!?
上司や先輩にとっては、その場その場の雰囲気に合わせて盛り上げようとしてくれる部下が好ましいものです。無礼講を真に受けて本気で大騒ぎするような人は、やっぱりちょっと幼いですよねぇ。
そもそも、課で飲む、部で飲むというのは、もう仕事のようなものです。上司にとっては自分が責任を持っている部下たちの雰囲気を良くするため、部下達の素顔や個性を知って仕事を指示するときの参考にしたいなど、仕事ありきの姿勢で飲み会を催しているはず。
ですから、参加する方も少しだけそのことを意識して、あとに遺恨を残すような飲み方はしないようにしましょう。
なるほど…。無礼講とはいっても、ほどほどにしないとね…ははは…。
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