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新入社員お悩み相談所 実務編4

部署異動って言われたら…

部署異動って言われたら…

実務編4

部署異動と言われてしまったそのときは?

部署異動と言われてしまったそのときは?

一口に部署異動・人事異動といっても、時と人と場合によって理由は様々あるでしょう。

まぁ大きく分ければ「部署に欠員ができたケース」「より当人に合った仕事内容の部署に異動するケース」「強い要望による引き抜きのケース」この3つに分けられると思います。

そうはいっても、新人の私達が「部署異動」を言い渡されるってことは、要するに「使えなかった」「向いてない」って言われるのとほとんど同じですよぉ!

う~ん、たとえそうだとしても、大事なのは現状を嘆くことではなく、異動した先の部署で結果を出すことだと思うんですけどねぇ。

結果を出し続けていれば、周りも上も放ってはおきませんよ。

部署異動も前向きに捉えることが大事なんじゃないですか?

前向き、かぁ…。でもやりたくない仕事の部署に回されたりしたら…。もうお先真っ暗ですよぅ…。

お先真っ暗ですか…。いやいや、それくらいでお先真っ暗になるなんて、一体どんな輝かしい理想を抱いて会社に入社したのでしょうねぇ?

まぁこれはどんな新入社員にも言えることかもしれませんが、新人の頃は自分や会社の理想のイメージが強すぎる傾向にあるんですよ。受ける企画をどんどん出したいとか、クリエイティブな創造性のある仕事がしたい、とかね。

もちろんそれを悪いことだとは言いませんが、誰だって最初から望む仕事に携われるわけではありません。逆に言えば新人の頃というのは、望む仕事をいつか自分が任せられるよう様々な経験を積むときなんだと思いますよ。

はぁ…そういうもんなんですかねぇ…。

こんな話があります。海外を飛び回るバイヤーになりたくて大手スーパー会社に就職した青年が、入社早々魚売り場の現場に回されてしまいました。

青年は「自分はバイヤーになりたいと言ってこの会社に入社した。会社だってそれを知っていたのに、なぜ」と自分の現状が納得できず会社を辞めてしまいました。

しかし会社の方は、将来いいバイヤーになってもらうために、まずは現場を知ってもらおうと思っていたのですが…というお話です。

自分の理想と会社の思惑がずれていたんですね…。

そうですね。会社には会社の、いい社員を育てるためのやり方や思惑があるのです。

現状に悲観ばかりしていると、ちょっとしたことでいちいち会社を辞めなくてはいけなくなってしまいますよ。

そんなことをしていたら、何回転職しても足りないと思うんですけどねぇ…。

確かに…。悲観ばっかりしていても、いいことなんてひとつもないよね…。異動は、自分の経験を広げるチャンスだと思わないと…。

そうですよ。どんな部署にいたって、有能な人は必ず周りが見ています。

たとえ向いていないがゆえに部署異動・人事異動をさせられたのだとしても、異動した先で完璧な結果を出し続けていれば、また新しい道も拓けるでしょう。

「○○一筋」というのも大いに結構ですが、せっかくなんですから色々な経験をして、それを自分の血や肉として成長していく方が、幅広い人間になれると、私は思いますよ。

そっかぁ…、うん! 前向きに頑張っていこう! それで、いずれ理想の自分に近づいていくんだ! よーし頑張るぞ!!

今回で「新入社員お悩み相談所」はいったん終了しますが、いつかまたお会いしましょう! みんなも頑張って素敵な社会人になってくださいね!!

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